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 2002年8月4               神崎川水遊び

       

 朝明〜羽鳥峰〜ヒロ沢〜七丈淵     往復

          

          

 神崎川で水遊びをしてきた。一ヶ月前の計画時点では参加者7名のはずだったが、何故か今日集まったのはN編集長とテツちゃんと僕の3人だけ。朝明キャンプ場の駐車場で素直に500円を支払い歩き出す。バーベキューセット、鍋、西瓜、飲み物は例によって全て僕のザックに詰め込まれている。編集長いわくこれくらいハンディをつけないとパーティの歩行速度が合わないそうだ。最短ルートでハト峰に登るつもりだったが猫谷の最後の堰堤を巻いたあたりからルートをそれてしまい、ハト峰より50mほど高い一つ北の追悼ケルンのピークに出てしまった。ルートは間違えたものの途中痩せたリッジが何カ所かあって面白かった。木の枝や根っ子にぶらさがりながら両手両足を使って痩せ尾根を這い上がらなければならない時は、たいていルートをはずしていると思って間違いない。このピークからハト峰を見下ろす景観は「鈴鹿の山ハイキング」の裏紙に使われている。

 ハト峰のピークで小休止の後、ヒロ沢に下る。さっそくお昼の支度。今日のメニューはそうめんとバーベキュー。鍋に水を汲んだところで、「ガスボンベ忘れました」と編集長。仕方ないのでバーベキュー用の炭で湯を沸かすことに。昼ご飯の支度は、編集長とテツちゃんにまかせて下流の偵察に出かける。12、3分下るとすぐにスライダー滝付のプールに出た。七丈淵だ。偵察から戻ると、「もらったよ」とか言って二人でビールをぐびぐび飲んでいる。あ、あ〜っ前の晩から凍らせておいた僕のビールが。ビールは各自持ってくる約束だったのに。湯が沸く間にバーベキューのつもりが「肉持ってこんかった」とテツちゃん。君が肉当番だったでしょうが・・・。まっ、こんなことは予想の範疇だったので自分で豚ネギマをもってきて正解だった。ようやく茹であがったそうめんをザルごと清流にさらして、みんなでいただきます。いい感じで美味しい。

 ごはんの後、3人で七丈淵へ。今日の滝の落差は4mほどしかない。おかげで登り降りがとても楽だ。水位が低いとここは結構難しいけどね。浮き袋を抱えて飛び込んだり、ウォータースライダーしたり。さて帰ろうかと滝左側のナメの壁に取りついた時・・・・・悲劇はおこった。最初に壁を登っていったテツちゃんがまさにクリアという瞬間、壁に貼付いた格好のまま滑り落ちてきたのだ。えっ、何で、ああ〜っ、くる、くる、テツちゃんのお尻が落ちてくる、逃げれないよ〜っ・・・。それは、単なる巨大なガマガエルによる万有引力の実証実験だったかもしれないし、あるいは鈴鹿の美しい渓谷を劇場とした壮麗なオペラだったのかもしれない。恐怖に引き攣るN編集長の可愛い顔が、一瞬テツちゃんの大きなお尻の割れ目にすっぽり埋没したかと思うと、次の瞬間、二人とも深い碧の淵に飲み込まれるように消えてしまった。二人が消えたところで水の流れも、滝の音も、水面に映る岩陰も変わるものなど何も無い。ルソー原作渓流オペラ『自然に還れ!』。唯一観客は僕一人。N編集長と僕の位置が反対だったら演じる者と観る者の立場も逆転していただろう。さよならテツちゃん、N編集長・・・(嘘)。帰路、湯の山で温泉&バーベキュー、面白い一日だった。

  

           

     

     

 写真  上  ハト峰  中  水中そうめん  下  七丈淵

     

        

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