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 2002年8月25               釈迦ガ岳 1092m    晴れ

                          メンバー  ハリマオ・通風山・たま

       

 焼合川林道終点〜焼合谷〜釈迦ガ岳〜東尾根〜焼合谷〜林道終点 

         

             

  8:10     焼合川林道終点

  時間不明     藤原谷出合

  時間不明     石原谷出合

 11:40     東尾根

 12:30     釈迦ガ岳

  〜13:20

 時間不明      焼合谷

 16:15     焼合川林道終点

     

     

      

 油絵提供  鈴鹿樹林の回廊 ハリマオ氏   

     

         

 ハリマオさんと通風山さんのお誘いで3人で焼合谷へ。ハリマオさんがリーダーで通風さんと僕がくっいていくというパターンだ。午前8時に焼合川左岸林道終点に集合。ハリマオさんはベテランだし痛風さんは所属する山の会でみっちり沢トレーニングをこなしていて絶好調。僕はらしい沢は元越谷しか経験が無いのでついていけるか心配だ。谷は思いのほか明るく水量もあって涼しい。藤原谷を過ぎるまでは快調だったが、焼合谷本谷に入ってから僕だけ苦戦しだす。ハリマオさんや痛風さんが簡単にとどく足場でも僕のコンパスではとどかない。二人がまたいでクリアする滝の落水も滝芯を水圧に絶えながらのクライムでやっかいだ。気がつくとハリマオさんがどんどん先行していて後ろ姿も見失いがちに。リーダーに追いつかなきゃとピッチを上げたら今度は後続の痛風さんの姿が見えなくなった。

 石原谷、丸山谷の出合で小休止。両方の谷とも崩壊した礫岩で埋まりしかも急傾斜の上両岸が切立っていて凄惨な様相をていしている。大丈夫かなと思いつつハリマオさんを先頭に右の丸山谷をつめる。ガラ場を登り切ると出合で伏流となった水がまた現われ前方に15mの斜滝が。左から岩盤がかぶさり迫力に圧倒されたが、足がかりがたくさんあって簡単にクリア。これで核心部は終わったかと思ったらここから核心だった。切立った両岸の岩崖が行く手を塞ぐように閉じ合わさって、わずかな閉じ口から多段の滝が落ちている。見上げるようなゴルジュだ。下部は何とかクリアしたが、上部で行き詰った。最上部にオーバーハングした岩を抱いていて、とても僕には登れそうにない。ハリマオさんが左の壁のバンドに取りついてみたがボロボロで無理みたいだ。僕ははなっから諦めて右のわずかな草付きから巻けれぬものかとバイルでよじ登ってみたが、バイルに根がかりが少ない上、土が柔らかくて途中のバンドで停止。そうこうしているうちに通風さんが果敢に直登にチャレンジ。見るからに危険だ。ハラハラする、無理しないで。やはりオーバーハングした最上部で行き詰り、岩を抱いたまま停止。足が半分宙に浮いていて手の力だけで状態を保持しているように見える。僕ならあの状態だと1分持たない。なんとかクライムダウンした痛風さんに代わって、ハリマオリーダーが直登に挑み難無くクリア。さすがリーダー。上からロープを降ろしてもらう。通風さんがクリアしたあと僕の番。ロープがあっても恐い。僕だけハーネスじゃなくてウエストベルト。スリングを8の字にしてカラビナに通しレッグループ替わりにして足を通そうとしたら通らない。水に濡れてスリングが縮んでる。レッグループは諦める。上からロープが降りてきた。「8の字縛りでカラビナに結んで」と痛風さん。結び方知らないので困った時のコマ結び。本当に大丈夫かしら。やっぱりチョックストーンにしがみつこうとしてスリップ、「うわあっー」。痛風さんになんとか引き上げてもらい助かった。次の滝もやっかいでリーダーにスリングで引き上げてもらう。水が涸れたところで三俣に。一番右のザレのルンゼに取りつき、すぐに左の支尾根に入る。痩せて急峻な尾根だが木登り状態になると得意のスタイルだ。東尾根にたどりついたところで登山靴に履き替える。ヒルが一匹右の足首にいた。

 笹こぎ、薮こぎで東尾根から釈迦を目指す。踏み跡が薄いのでハリマオさんを見失わないよう真後ろにくっいていく。笹薮を飛び出すと登山道にでた。県境稜線だ。人の声のする方に向かったら松尾の頭と猫岳の分岐に、反対だったUターンして釈迦ガ岳の山頂に。通風さんを迎えにハリマオさんと分岐に引返す。普段単独行ばかりしているとパーティーを組んでもお互い足を揃えようという協調性に欠けてしまうみたいだ。再び3人で山頂に戻り、赤坂谷源流近くの樹林でお昼ご飯。帰路は東尾根をトレースの予定だったが途中で焼合川に。再び渓流シューズに履き替え沢下り。4時過ぎ林道終点に帰着。下山に3時間近くかかり、東尾根と焼合谷の長大さを実感。それにしてもハリマオさんと痛風さんのロープがなければ絶対ひとりではトレースできないバリエーションルートだった。ハリマオさん痛風さんありがとう。

        

    

 ※  文中 痛風山さんを痛風さんとしました。つうふうさんさんでは読みにくいのですみません。時間の記録は下山してからメモしたので記憶違いがあるかもしれません。

  

    

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