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  2004年2月21・22日     高岩 957m クラシ1125m

    

 

 朝明〜中峠〜高岩〜クラシ北尾根〜クラシ〜クラシ谷〜朝明 

   

   

                        

         

             

 初めてのテント泊、星がきれいだ。テント装備はすべて、いわなっちが用意してくれた。もちろん設営も。朝明川の瀬音を聞きながら、ランタンの灯ったテントの中で酒肴を交わす。11時消灯。4時30分起床、朝食。まだ暗い、いわなっちはコンデンスミルクたっぷりのオートミール、たまはコンビニ煮込みうどん。テント撤収後、駐車地に戻り、6時05分朝明発、昨夜の星空から曇り空に、まずは中峠をめざすがいきなり曙滝の左岸に道をはずす。何度目かのルートなのに雪があるだけで惑わされてしまった。中峠から大瀞に下る。心細い鉄橋を渡り、愛知川左岸の道を上流に15分ほど行くとオゾ谷の出合いに。ここからクラシ北尾根取り付のワサビ峠へ。オゾ谷を詰め最後にワサビ峠を急登するか、それともオゾ谷左岸尾根をいきなり急登し高岩越へでワサビ谷に下るか。詰めの急登より取りつきの急登、といことでオゾ谷左岸尾根へ。

 

 アキレス腱の軋む急斜面を一気に100mほど高度を上げる。一旦傾斜が緩み高岩への尾根に上がると展望が開けた。小ピークを越えるとコル状の峠が見える。あそこがワサビ峠か?と思ったが高岩と作の峰のコルだった。このコルで小休止。9時30分、高岩。ワサビ峠に下りクラシ北尾根に取り付く。尾根通しに進むが痩せ尾根で油断がならない。ぼろぼろのナイフリッジの乗越しに緊張する。地形図にはないアップダウンを繰り返しジャンダルム手前の脆い岩の背に。前回、右から巻こうとして、どんどん上谷尻谷に追いやられ、巻き返すのにとんでもない苦労をしたポイントだ。今日は左から雪の急斜面を慎重にトラバースことにする。しかしシャクナゲの群生に大苦戦を強いられる。雪面は密生したシャクナゲの枝葉で行く手をはばまれ、雪に潜り込んだ下半身は、足だけが空回りして動きがとれない。掴んだ枝を離そうものなら斜面を滑り落ちてしまう。悪戦苦闘の末、なんとか尾根へ登り返し、小休止。深い上谷尻谷とイブネから銚子ガ口に続く稜線、鈴鹿の再深部の景観を堪能する。

     

 いわなっちの携帯が関西隊のとっちゃんにつながった。関西隊の方が早くイブネに着きそうだ。関西隊とは、一緒に行動する予定だったが、いわなっちをピックアップする幸運に恵まれ、念願の冬のクラシ北尾根を二人で縦走し、フジキリ道から上がってくる関西隊とイブネで合流する計画に変更。はたして合流は可能か、イブネから銚子ガ口縦走を目指す関西隊は、それほどイブネに留まってはいられないだろう。ジャンダルムのコルからクラシ、イブネの頂上台地北端に続く尾根へのステップを木の枝にピッケルを引っかけながら這い上がる。ステップを越すと傾斜は緩くなりクラシはもう間近かだ。いわなっちはスノーシューを装着。しばらく尾根つたいに進むとコールが聞こえた。関西隊だ、ピッケルをかかげコールを返す。11時35分、クラシ、関西隊(ハリマオ、都茶姫、山日和、洞吹)と感激の合流。内心合流は無理かなと思っていただけに嬉しい、全員と握手をかわす。雪原で御在所、鎌ガ岳を眺めながらランチタイム。都茶姫についでもらったビールがすごく旨い、ありがとう。交差縦走記念撮影をして、銚子ガ口に向かう関西隊と別れ帰路につく。二人とも北尾根はもう、うんざりだったのでクラシ谷を下り根の平峠経由で朝明にもどることに。クラシ谷は雪が深く、沢沿いでは何度も雪に隠れた岩と岩の間隙にはまり冷や汗をかく。愛知川の徒渉では二人とも同じ石に足を滑らせ水につかってしまった。予定通り根の平峠を越へ、4時朝明帰着。満天の星のもと初めてのテント泊、冬のクラシ北尾根、友たちとの邂逅、思い出に残る充実と達成感ある山行きだった。

            

      上 銚子ガ口に向かう関西隊

          

          

       中峠のたま                 いわなっちシャクナゲ地獄を突破 

   

      

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