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 2001年1月24日 御在所 1212m       晴れ

     

 一の谷茶屋 − 本谷 − 大黒岩 − 山上公園 − 中道 − 一の谷茶屋

              

  8:25     一の谷茶屋

  9:30     不動の滝

 12:05     本谷源頭部

 12:08     大黒岩

 12:25     山上公園

   〜14:00

 14:45     キレット

 15:32     一の谷茶屋

    

   

    

       

 8:25、一の谷茶屋登山口。8:30、本谷登山口。山の家右手の登山口から10分ほど山道を行った所で沢に下り、軽アイゼン(8本爪)を装着。先週末の降雪のあと2、3日経っているせいか、雪はほどよく締まっている。ピッケルで足元を探りながら沢の中心を登る。時折、片足を深みに入れてしまいバランスを崩す。快晴で雪面が眩しい。9:30、不動の滝。8月の時はここまで30分とかからなかったが、雪山は勝手が違う。いつもは陰気な不動の滝も両脇に何メートルもの氷柱が垂れ下がり神秘的な感じだ。左の急斜面から高巻く。最初の難所だ。夏は木の根をつかみながらよじ登ったが、今日はピッケルを突き立てながら巻道まで這い上がる。滝上部からは雪も膝ほどとなり、岩も雪で形状が判別できない。ごろごろと連続している大きな岩を、ピッケルで引っ掛かりを探りながら、一つずつクリアしていく。今日はかなり時間がかかりそうだ。10:50、左右の沢の出合。左の沢に入る。だんだん傾斜が増してくる。突然、谷が狭まり、オーバーハング状の巨石に登路を阻まれる。8月の時は岩底下部の狭い隙間をくぐり抜けたが、今日は完全に雪に埋もれている。左右の壁は急斜面の上、雪がついて壁面の状況がよく分からない。覚悟をきめて左の壁に取りつく。足場を探りながら壁にピッケルを突き立て慎重にホールドしていく。巨石をクリアして再び沢に下り、登路を振り返る。伊勢平野から伊勢湾、知多半島までの胸のすく眺望に緊張感がやわらぐ。あいかわらずの晴天だ。ザックを降ろしコーヒーを一杯。うまい。一番の難所はクリアしたが積雪はやや増してきた。足場をさぐるピッケルもしばしば手首にまで雪が届く。所々露出した岩は氷柱におおわれ、日光にきらきら反射して美しい。氷柱を一本折ってなめながら山登りというのもおしゃれかもしれない。さらに高度をかせいでいくと、ついにロープウェイ駅が視界に現れた。あともう少しだ。11:54、本谷源頭部。左の尾根に入り大黒岩に向かう。この前はここからロープウェイ昇降口直下を狙い、アウト寸前のひどい目に遭っている。大黒岩手前の鞍部で腰まで深みにはまる。鞍部の吹き溜まりは要注意だ。

        

 12:05、大黒岩。だれの足跡もついていない。すごい高度感だ。ロープウェイ駅方向を眺めると昇降口直下に向かい、かすかな足跡がついている。行けるのか、行こう。尾根にもどり沢に下りようとした瞬間、滑落。絶叫。痛〜っ。股間に激痛。立ち木がお股を直撃。この痛みは女の子にはわからない。自分では1メートル位のつもりだったが7、8メートルも滑り落ちていた。気力喪失。ロープウェイ直下は止めにする。あんな所、初心者が登るなんて無謀だ。12:35、山上公園。表参道下山口周辺の樹氷が美しい。レストランに入り、まずビール。うまい。それから熱燗で鹿刺。うまい。それにしても股間が痛い。たっぷり休憩してから下山しよう。14:00、下山開始。中道から下りることにして下山口のある朝陽台に向かう。朝陽台からの眺望は最高。遥か遠くに冠雪した山々、濃尾平野をゆったり流れる木曽三川、伊勢湾の向こうの知多半島まで見渡せる。JRのツインタワーも、小さいがはっきりと見える。御在所からツインタワーが見えるというのは本当だったんだ。居合わせたベテランぽっいおじさんに山の名前をたずねる。「一番左が穂高、となりが乗鞍、大きのが御岳で、その横が中央アルプス、それから南アルプスで右はしの小さいのが富士山。」親切に一座ずつ指をさして教えてくれた。富士山までとは大感激だ。おじさんにお礼を言って、中道を下る。道はしっかり圧雪され新雪だった14日に比べるとずいぶんと歩きやすい。中道から見る本谷は、実感以上にすごい急斜面だ。負ばれ石を過ぎてからアイゼンをはずす。15:32、一の谷茶屋。冬の本谷は、夏以上の魅力に満ちていて大満足の山行きができた。頂上からの展望も今までで最高。さっ、温泉、温泉。2月にもう一度、本谷にチャレンジしよう。

    

写真  上  不動の滝  中  本谷上部岩場の氷柱

   

      

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