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 2001年10月21日    岩ケ峰 919m 釈迦ガ岳 1092m  くもりのち雨        

    

 栃谷橋〜岩ケ峰〜釈迦ガ岳〜赤坂谷〜P750〜中峠〜八風登山口〜栃谷橋

   

    

   6:57      栃谷橋

   7:32      栃谷徒渉点

   7:46      犬尾山鞍部

   8:12      P649 

   8:51      P825

   9:10      岩ケ峰

    〜9:25

   9:39      県境稜線

   9:46      釈迦ガ岳

    〜9:55

  10:06      県境稜線赤坂谷源流点

  11:25      P750無名峰

  13:35      県境稜稜線

    〜13:47

  13:54      県境稜線赤坂谷源流点

  14:24      中峠

  15:21      八風登山口

  15:26      栃谷橋

 写真   白い朽ち木が散乱する無名峰山頂

       

 前回の思いつき行き当たりばったり山行きの反省から、今回はいつも以上に山行計画をしっかり立てておくことにする。目標は釈迦ガ岳とその前衛峰の岩ケ峰、それと赤坂谷の探索。まずN氏のHPから岩ケ峰の詳細な絵地図をゲット。それから地形図。今回は初めて携帯していくGPSのために磁北線の他に緯度、経度の線を一分ごとに引いておく。絵地図を見ながら地形図上でルートをトレースして準備完了。

 菰野からR306を北上し田光から八風キャンプ場に向かう。キャンプ場を過ぎ、栃谷橋を渡った所に車を止め、6:35出発。橋から栃谷の写真を撮ろうとデジカメを取り出したが、作動しない。いかん、電池切れだ。予備の電池も忘れた。やっぱり準備不足。しかたないので車に戻り、R306沿いのコンビニに使い捨てカメラを買いに行く。6:57再出発。出足から20分以上のロス。栃谷橋から栃谷左岸の林道に入る。林道は未舗装で、わだちが深く、場所によっては車1台分位の穴があってかなり荒れている。絵地図によると5分程で徒渉点に降りる目印の岩が林道脇にあるはずだが見つからない。行き過ぎたみたいだ。適当に沢に降り右岸の尾根に取りついてみたが、登れそうになく林道まで退却。林道を下りながら尾根を観察する。P470の鞍部らしき尾根の切れ目の見えるあたりから沢に降りる。沢への降り口に目印の岩はあったが、蔦に覆われていた。沢を渡り、薄暗い植林帯を抜けP470の鞍部に。ここからは尾根道になる。岩ケ峰に向かう前に反対方向のP470に。絵地図には犬尾山と山名がついている。数分で犬尾山に。このピークから尾根は二つに分かれ、それぞれに踏跡がついていたが、ここで方向転換、岩ケ峰に。

 P470の鞍部から20分程行くと急登となり、P649を乗越すと展望の開けた、花崗岩が風化した白ガレの鞍部に出た。周りの緑と白ガレのコントラストが気持ちいい。さらに尾根を行くと大岩の積み重なった岩場となり、ピークまで岩登り。鏡岩と岩ケ峰が姿を現した。まだ遠いな。ひたすら尾根をたどる。鏡岩が近づいてくる。鏡岩が、だんだん人の顔に見えだしてきた。P825あたりまで来ると鏡岩が真横に。どうみても人の顔だ。鼻が高く神々しい。ひょっとしたら、磐座だったのかもしれない。鏡岩を見送り一旦鞍部に降りると突然見上げるような岩壁に登路を塞がれた。一瞬、絶句。なんだこれは。なるほど、まさしく岩ケ峰だ。岩棚をへつりながらアザミ谷の源頭部に回り込む。落ちると下まで持っていかれそうで緊張する。なんとか源頭部まで回り込み、息が切れるほどの急斜面を木の根をつかみながら這い上がり山頂へ。山頂の大岩はシャクナゲに覆われていて展望はない。小休止。GPSを取り出し現在位置を計測。初めてでワクワクする。スイッチを入れ待つこと30秒、ウエイトの表示がレディナビゲーションに変わった。やったぁ、衛星捕捉。レディ・ナビ・ゲ〜ション・て・ん・しのように〜〜♪。思わず篠原涼子を口ずさみながら測定値と地形図を照合。おおっ、どんぴしゃで岩ケ峰だ。こいつは使える。ビールで乾杯。次は釈迦だ。痩せ尾根を下りヌタ場に。イワカガミがびっしり群生している。ここから急斜面をつめて県境稜線に。振返ると岩ケ峰はほんのり紅葉に覆われ、とても山容が整っていてなんとも美しい。何処にあの岩達を隠してしまっているのだろう。

 9:46、釈迦ガ岳。すでに天気は予報通り下り坂で遠望は効かない。さぁ、次は赤坂谷の探索だ。県境稜線を引き返し「赤坂谷」と彫り込まれた立ち木の地点から赤坂谷に下る。立ち木から青いテープが源流から谷沿いに続いている。雰囲気のいい樹林帯だ。細い沢づたいに下り続け、釈迦ガ岳に突き上げる本流と合流。一旦沢と分かれ山道に入ると県造林小屋の廃虚に出た。ここから5分程で再び赤坂谷の本流の徒渉点に。このまま沢をくだればセンコウ谷との出合だが、ここから出合までは滝の連続する赤坂谷の核心部のはずで沢通しに下るのは無理だ。これ以上赤坂谷を下るのは諦め徒渉してP764方向に向かう踏み跡をたどる。25分ほどで360度展望の開けた小ピークに出た。枯れたシダの中に白く朽ち果てた丸太が散乱し異様な光景だ。腐食してぼろぼろのドラム缶と錆ついたワイヤロープも放置されたままシダとススキに埋もれている。ずいぶん昔に伐採されたまま捨ておかれ、それからずっと時間の流れを止めてしまったような静かで無虚な空間だ。空は今にも雨が降りそうでどんよりしている。地形図を正置しGPSで現在地を照合。P764のすぐ北の小ピークだ。P764に向かうが猛烈なブッシュで前進できず小ピークまで後退。まっ、雨も降りそうだし、ここらで引き返すことにしよう。

 おにぎりを食べて、赤坂谷の徒渉点に下る。ここから試しに少し沢を下ってみたが、浅いゴルジュにすぐ追い返された。来た道を源流付近までまでもどり、今度は本流に沿って釈迦ガ岳に突き上げることにする。雨が降出しガスでだんだん視界が悪くなってきたが、GPSのお陰で方向を見失うことはない。だが向かう方向が分かっていても地形に逆らうことはできず、目標地点までストレートウォークというわけにはいかない。結局、支尾根に追いやられ、岩ケ峰分岐あたりの県境稜線にたどりつくことになってしまった。とにかく見知った道に戻れてやれやれという気分。稜線までの急登でしっかり汗をかいてしまった。思いのほか探索に時間を費やしてしまった。木陰でビール。後は中峠から八風登山口まで下るだけだ。中峠についた時には雨と濡れた笹で全身びしょ濡れ。カッパは嫌いなので、よほどでない限り着たくない。ザックの中身もパッキングしてあるのでザックカバーも着けない。15:26、栃谷橋の駐車地に無事帰着。最後は雨に降られたけれど、念願だった鈴鹿の秘峰岩ケ峰も登れたし、GPSを使って赤坂谷の探索もできたしで大満足。でもGPSに頼り過ぎるのは、ちょっと危険かも。道具を持てば使いたくなる。体内コンパスの精度を磨くのも大切なことかも。さぁ、温泉。この時間では、今日も希望荘のテラスの生ビールは諦めるしかないな。

写真    上   鏡岩     

      中上  県境稜線から岩ケ峰を望む  

      中下  P950無名峰    

      下   赤坂谷 P764徒渉点下流の浅いゴルジュ

           

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