2001年4月9日 藤原岳 くもりのち晴れ
青川峡休みコバ - 治田峠 - 藤原岳 往復
6:10 青川峡休みコバ
6:38 トンネル 銚子谷分岐
〜6:50
7:19 中尾地蔵
7:38 治田峠
〜7:45
8:03 蛇谷分岐
8:15 孫太尾根道分岐
8:55 藤原岳
〜9:20
9:42 孫太尾根道分岐
9:48 蛇谷分岐
10:07 治田峠
10:35 日丘稲荷 大滝
〜10:50
11:22 青川休みコバ
鈴鹿縦走シリーズもいよいよファイナル。新町から細い林道を青川沿いに休みコバの駐車地へ。6:10、長靴に履き替え出発。休みコバから2、3分林道を行った所が登山口だ。ここから青川に降り、何度も徒渉を繰り返す。降下点の木の枝に目印に青いヘアバンドを引っ掛けておく。青川は水が多く長靴が結構役に立つ。岩をくり抜いたトンネルを抜け銚子谷の出合いに。日丘稲荷の手前で長靴をデポして登山靴に履き替える。さらに青川を遡行し途中から山道に入る。山道に入る手前で二匹の鹿の死骸を見た。一匹はとっくに干涸びていたが、もう一匹の死骸は撃たれたばかりなのか、まだ生々しい。後足が両方切り取られて内臓がはみ出している。猟師さんが足と肝臓を持ち帰ったのだろう。しばらく鹿肉は食べれそうにない。結構おいしいのに。落葉の敷きつめられた溝道をジグザグに急登する。道は安定しているが、深い溝に展望も遮られ、かなりきつい。中尾地蔵を過ぎ所で生きた鹿に遭遇。7:38、治田峠。一息入れて稜線を北に向かう。藤原岳に着いた時点で縦走完了だ。尾根道は踏跡もはっきりしていて歩きやすい。蛇谷の分岐を過ぎ、孫太尾根の分岐に。ここから965mピークを滋賀県側から大巻する。分岐からは下り道が続き県境尾根からどんどん離れて行く。道を間違えたかと不安になる。一度、孫太尾根の分岐にまで戻り再確認。今の道で、やっぱり正解。分岐から道なりに三重県側に行くと旧青川キャンプ場に下ってしまう。大巻して、いよいよ藤原岳の西斜面に取りつく。二足歩行の限界に近い急登でアキレス腱が悲鳴を上げる。木の根を掴んで両手両足で登る急斜面の方がまだ楽だ。稜線に近づくと黄色い花がちらほら。福寿草に励まされながらなんとか稜線に。が、稜線に出たとたん強風に煽られる。笹に隠れた岩に膝を強打して絶句。よく見ると、地面から突き出た石灰岩が笹の中に散らばっている。このあたりからカルスト地形になっているみたいだ。頂上手前の笹原で踏跡を見失ったが、強引に突っ切る。石灰岩の間を木の根が這う斜面を詰め切り、8:55、藤原岳山頂に到達。これで、やっと縦走が終わった。
山頂は今日もガスがかかり展望が効かない。相変わらず風も強い。すぐに引き返す。大巻手前の岩場からは、新町にいたるまでの尾根と谷が一望でき、なかなかの景観だが、曇っていて伊勢湾まで見られないのがちょっと残念。しかし天気は回復しつつある。孫太尾根の分岐を過ぎてからは、半分駆け足で治田峠に。治田峠からも特急モードで沢道に。高速下山なんかやってるうちは、まだまだ初心者かも。青川に降りてしばらく下ると突然、川幅が数メートルに狭まり、両岸が切りたった岩壁の逆ゴルジュ?に。行き詰りだ。少し戻って左岸から高巻き、岩壁の上に出る。腹ばいになって眼下を覗くと、なんと滝が。10メートルほどの落差があるだろうか。轟々たる立派な滝だ。釜も深そうで碧色をしている。立ち上がろうと手に重心を掛けたとたん、岩が板状に剥がれ滝壷に落下していく。数秒後、滝壷から轟音。心臓が止まりそうになる。岩壁の風化がひどく、よく見ると所々にクラックが。かなりやばい。腹ばいのまま後ずさりして崖っ淵から離れる。ルート復帰して日丘稲荷に。裏山に回るとさっきの滝の上部にでた。デポした長靴に履き替える。トンネルを抜け、沢に降りると猿が3匹目の前を駆け抜けていった。広河原の手前で浮石を踏んで仰向けに転倒。ストックが一段目からグニャと曲っている。天気は完全に回復して青空に。河原で黄色い縞模様の大きなひきがえるが昼寝をしている。嫌な予感。最後の堰堤を巻くため山腹の山道に入る。予感的中。ヘビが道の真ん中に。大っ嫌いなんだよね。あーあっ、やっぱり出てくると思った。そのうちヘビが道を譲ってくれて一安心。ヘアバンドを回収して、11:22、休みコバに帰着。誰にも会わない独り山行きだったが、色々な動物に遭遇した。駐車地下流の河原に降り、冷やしておいた缶ビールで乾杯。「縦走完了おめでとう!」。一人で乾杯というのも、ちょっと空しいかも。でも、やったんだよね。
写真 上 青川 中 藤原岳山頂 下 日丘稲荷裏の大滝