2001年5月13日 御在所 1212m 晴れ
山の家 - 不動滝 - 大黒滝 - 大黒岩 - 一の谷新道 - 山の家
7:40 山の家 
8:04 不動の滝
8:26 本沢・左の沢分岐
8:34 大黒滝
8:46 鉄塔巡視路
9:00 本谷分岐
9:50 朝陽台東端南壁
10:37 鉄塔巡視路
10:48 本谷合流
10:56 大黒岩尾根取付
11:02
〜11:40 大黒岩
12:35 山の家
晴天が続いたわりには、本谷の沢芯には水流が豊富だ。不動の滝を高巻き、左の沢と本沢の分岐に。今日は右の本沢をつめる。大岩の間を急登すると、突然15mほどの岩壁に登路を阻まれる。大黒滝だ。水は無い。以前、左側を直登して滑り落ちたことがある。右側から高巻き、滝の上部に降りる。そのまま詰めるとやがて、谷は狭まり、右に流れ行き止まりのルンゼとなる。適当に左の尾根に上がり鉄塔巡視路に合流する。振り返ると白い大鉄塔がまじかそびえ、頭上高くをロープウェイが行き来している。錆びた鎖と梯子で岩壁をつたい高度をかせぐ。垂直の岩壁越しに鎌ガ岳の鋭峰が見える。本谷へ降りる分岐に出る。ここから朝陽台に向かう踏み跡があるはずだが見つからない。冬の時もルートが見つからず、一旦、本谷に降りてからロープウェイ昇降口の下をトラバースして朝陽台に上がった。思いきって右手の薮に突っ込み、柱状岩壁の間のブッシュと岩棚をつたいながら朝陽台を目指すことにする。が、これはすごく無謀だった。取付いてみると上の状態が全くわからない。岩棚をつたい笹や木の根を掴み岩壁の間のブッシュを詰めていったが、すごい急崖に緊張させられる。最後に垂直に切り立った10mほどの、一枚岩の岩壁に完全に登路を断たれ行づまる。退却。急崖では登りより降下の方が危険だ。ロープを使って岩棚から岩棚に降下する。岩棚から2mほど下の足場に飛び降りた時、勢いで斜面を転がり落ちたが猛烈な笹がクッションになって止まった。散々な退却行だったが、なんとか巡視路に復帰。取付いた地点より、だいぶ下った所だったが、ともかく無事でよかった。巡視路から本谷に降り、踏み跡に従って大黒岩の尾根に取付く。なんだか前より、かなりの急斜面だ。尾根に上がると大黒岩のすぐ下の鞍部だった。冬のトレースがそのまま踏み跡になってしまったのだろう。以前はもっと上部から尾根に上がっていたはずだ。冬、むやみにトレースをつけると春に埴生を傷つけるという一例だろう。
天気が良くて、大黒岩からの眺望は絶景だ。高度感も満点。本谷を隔て、さっき取付いた柱状の岩壁群が衝立のように聳えている。あんな所に取付いたとは愚か者だ。巡視路から本谷に降りる分岐のあたりを見下ろすと、谷に降下する踏み跡の他に直進する踏み跡が確かにある。ただ、分岐地点が数メートル笹に覆われていて、現場では直進する巡視路を見つけられなかったのだ。地形は上から下を見ると分り易い。人間関係とは正反対だ。岩の先端に腰掛け、靴を脱いで両足を投出しビールを一気飲み。うまい。一の谷新道から下ることにする。1時間ほどで山の家に。以前から気になっていた大黒滝上部の様子も分かったし、朝陽台へのルートの見当もつき、今日はそれなりに成果のある山行きができた。反面、無謀な行動については反省すべきかも。だいたい用心のためにロープを持参したはずなのに、ロープがある為に無謀さを助長してしまった。ちょっと考えものかも。帰り道、行きにあった一の谷茶屋が無惨に取り壊されていて、ちょっと寂しかった。山登りを始めたころ、いつも隣の空き地に車を置かせてもらっていた。と言っても、まだ一年にもならないか。それにしても、本谷ではいつも色々なことがおきる。やれやれ。
写真 上 不動の滝 中 大黒滝 下 柱状岩壁の岩棚から鎌ガ岳
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