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 2001年7月26日  元越谷遡行 高円山 945m          くもり

 

 大河原橋林道ゲート - 元越谷右俣左谷 - 県境稜線 - 高円山 - 大河原橋林道ゲート

          

  8:10     大河原橋林道ゲート        

  8:20     元越谷・猪足谷出合

  8:25     元越谷入渓

  8:43     元越谷・仙ノ谷出合

  9:35     元越大滝

 10:47     右俣・左俣分岐

 11:55     三段の滝

 12:15     ザレ場

 12:30     県境稜線

 13:00     休憩

   〜13:40

 14:07     高円山

 15:13     大河原橋林道ゲート           

                              

            

 四日市ICを下りると小雨がぱらつきだす。天気が心配だったが、大河原橋についた時には、曇りながら空は明るくなり、雨の気配はなくなった。大河原橋から1、2分入ったところでゲートが閉ざされ通行止め。ゲート前に駐車する。8時を過ぎていたが先着は滋賀ナンバーのワゴンが2台だけ。ゲートを乗り越え林道を歩く。猪足林道との分岐を過ぎ、5分程行ったところで元越谷本流の河原に降りる。仙ノ谷の出合を過ぎ二段の堰堤を巻く。しばらくゴーロ帯を行くと本流最後の堰堤に突き当たった。右から巻くが、急斜面の高巻きとなり沢への下りも急降下。あと数メートルで河原というところで滑落。パンツが破れ左足の腿の外側から血が滲んでいる。

 大きな淵を腰まで水につかり右岸の壁をへつり小滝を乗越すと目の前に轟々とした滝が現れた。元越大滝だ。お天気続きであまり期待していなかったが、ラッキーな雨上がりで水量も豊富だ。上部が危うそうなので、左岸のルンゼから巻くことにしたが、高巻過ぎてロープを使って滝上部の沢に懸垂降下するはめになる。降下してから滝の落ち口まで戻ってみると、なんと滝の左岸上部に固定ロープがあるではないか。こんなことなら最短コースで巻けばよかった。さっきの堰堤の高巻きといい、上部の状況がわからぬまま高巻過ぎるのは返って危険なことだと反省。滝の上部からは、美しいナメと瀞、小滝が連続し最高に雰囲気がいい。大きな淵は水につかって壁をへっつたり、泳いだりして渡る。沢を泳いで徒渉するのは初めての経験。ザックの浮力が強すぎてぜんぜん前に進まない。泳いで滝に取付いても岩がつるつるで、なかなか這い上がれないで焦ったりした。まるで水と格闘しているみたいだ。こんな楽しい水遊びは子供ころにも経験したことがない。右俣・左俣分岐を右に入る。途中、右から流れ落ちる3m滝を乗越し右の支流に入る。すぐに狭窄したチョックストーンの5m程の滝に突き当たった。直登すつもりで釜に入るが底に足がとどかない上、フットホールドも滑ってぜんぜん効かないので、あきらめて右俣の本流に引き返す。

 谷が狭まり傾斜が増すと三段25mの滝の滝が現れた。右の岩盤から直登する。足場がしっかりしていて難しくはないが、ミスればアウトなので慎重に登る。この滝を過ぎると谷も両岸の斜面も緩やかになる。樹林帯の中を蛇行しながら水流を追っていくと左岸が明るく開けたザレ場に出た。コンパスで方向を確かめ、このザレ場を乗越し県境稜線に出ることにする。取付いてみると見た目以上に傾斜がある上、雨上がりで滑りやすく崩れやすい。上部はさらに傾斜がきつく冷や汗をかきながらザレの境目のブッシュまでトラバースし、木の根にぶらさがりながら何とか樹林帯の斜面に這い上がった。雨上がりのザレ場の直登は禁物だ。ザレ場の上はアセビかイヌツゲの群生地ですぐに県境稜線に抜け出ることができた。感覚的にはP903の北あたりのはずだが、ガスで目標物が何も見えず現在地は不明。とにかく南に向かう。

 小さな岩場で休憩。ようやく陽が射しはじめた。ビールを一気に飲み干し、裸足にになってお昼ごはん。左手の薬指をよく見ると指先が内側に曲がったまま真すぐ伸びない。転んだ時に筋でも違えたのだろうか。見晴しが良ければ宮指路まで行って馬の背でのんびりするつもりだったが、このまま猪足林道に出て高円山を往復してから下ることにする。一応どこかの山の頂上にたたないと気がすまない。猪足林道から10分あまりで高円山に。NTTの巨大なアンテナを真下から眺めすぐに引き返す。高円山は特に感想を持てるような山ではなかったが、天気のいい日には中、南部の鈴鹿の山々を一望できそうなので、ついでの時にまた登ってみたい。猪足林道から宮指路を振り返ると犬返しの険の直下まで堰堤が何段も迫っている。下を走る林道の保護のためだろうが、まるで谷が首を閉めら上げられているようで悲惨な状況だ。退屈な林道をビールを飲みながら下る。3時過ぎ、林道ゲートに無事帰着。ゲート前はキャンパーの車でぎっしりに。来た時に車を方向転換しておいたのは正解だった。あやうくスカイラインまでバックで戻るはめになるところだった。今日は冷や汗もかいたけど、ほんとうに美しい谷の遡行ができて大満足の山行きだった。

   

                       

写真    上  元越大滝   中  元越谷本流の淵  下  元越谷本流のナメと瀞

   

                   

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