快晴。栗拾いしながらイブネにチャレンジ、のつもりだったが・・・・・。駐車料金徴収係りのおじさんに阻止されないよう7時前に砂防学習ゾーンまで車で乗り入れる。特別装備はトングとゴム手袋。栗拾いの必需品だ。ここのところ中峠越えは、いつも雨に見舞われていたが、今日は雲ひとつない秋晴れ、空が真っ青で気持ちいい。林道から河原を渡り山道に入る。曙滝までくると滝に虹が架かっていた。中峠からお気に入りの水晶岳に。イブネ、クラシがまじかにくっきり見える。測候用に設置されている電柱によじ登って景色を眺めて見たかったが、他の山から誰かが見ているといけないので止めた。でもそのうちやってみよう。根の平峠からタケ谷を下り分岐を左に折れて上水晶谷に向かう。あった、あった、栗がいっぱい道に落ちている。トングで拾い上げゴム手袋をしてイガから栗を剥きだす。少し拾ったら先を急ぐつもりだったが、面白くて止められない。登山道から離れ、栗に誘われるまま斜面を下り、栗拾いに熱中。おかげで根の平峠から上水晶谷に出るまでに2時間半以上もかかってしまった。
沢を下り神崎川との出合に。核心部のような男性的な渓流美はないが、両岸に樹林が生茂っていてとても穏やかな雰囲気だ。この辺にも栗がいっぱい落ちている。出合から少し上流でお昼ごはんにする。まずはビール。青空の下、沢音を聞きながら飲むビールは格別うまい。スパゲティーに鍋焼きうどん。おでんに冷酒。それから拾った栗を沢の水で茹でる。山栗は小粒だが、香りが良くて美味しい。お腹いっぱい食べて、酔いが回ってきたところでエアマットに寝そべる。極楽、極楽。それにしても周りにいっぱい落ちている栗が、やっぱり気になる。栗拾い再開。沢から樹林の奥に入り込んで拾いまくる。奥深い静かな樹林に囲まれて、無心で栗拾いをしている自分がなんだか、とても不思議だ。ビニール袋がいっぱいになり、時計をみると何と3時を過ぎている。まぁ栗拾いに時間と山を忘れる、と言うのもたまにはいいか、ここで引き上げよう。帰りは神崎川沿いの山道を下りタテ谷から根の平峠に出て伊勢谷を降りることにしよう。
神崎川沿いの山道にも栗はいっぱい落ちていたが、これ以上熱中すると暗くなりそうなので真すぐタケ谷の出合を目指すことにする。途中で踏み跡が不明瞭になったので、いったん沢に降り再び山道に戻る。40分以上も歩いているのにタケ谷の出合に出ないのは変だ。ピーッ、というかん高い笛の音に対岸に目を向けると4、5頭の鹿が樹林の中を駈け抜けていった。鹿の鳴き声だった。左からの支流を渡ると、オゾ谷と記された小さな木札が枝にくくられていた。どうやらタケ谷出合の徒渉点を見落としたみたいだ。こうなったら大瀞から中峠に向かうしかない。断崖と深い淵を真上から見おろせる大瀞橋を渡れるのはラッキーかも。しかし、実際に大瀞橋から下を眺めてみると、橋の上からも水底がわかるほど淵の水位は下がっていて、少しがっかり。中峠に着くと腰越峠に落ちる尾根が西日を受けて輝いていた。以前、中峠を朝明に下った時は溝道が雨で川みたいになっていて歩きにくかったが、今日は楽に下れそうだ。5時半過ぎ、砂防学習ゾーンの駐車地に帰着。まぁ、目的の山には行けなかったけれど、こんな日もいいよね、という楽しい山行きだった。
写真 上 水晶岳山頂からイブネ
中 神崎川と上水晶谷の出合
下 上水晶谷出合の樹林
HOME 2001 鈴鹿北部 鈴鹿中部 鈴鹿南部 鈴鹿以外